執筆者:水口貴博

食生活を豊かにする30の方法

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料理を作る立場を経験すると、もっと料理が味わい深くなる。

料理を作る立場を経験すると、もっと料理が味わい深くなる。 | 食生活を豊かにする30の方法

豊かな食生活を実現させるために、一度は経験しておきたいことがあります。

それは「料理を作る立場」です。

子どもの頃は、親が作ってくれた料理を食べることが大半でしょう。

レストランに入ってメニューを注文すれば、出来上がった料理が出てきます。

お店やコンビニに行けば、出来上がったお弁当やお総菜を買って食べることが多いでしょう。

目の前に出てきた料理を食べるのもいいですが、料理ができるまでにはプロセスがあります。

食生活を豊かにするなら、料理を作る立場を経験してみましょう。

たとえば、カレーです。

シンプルな料理の定番です。

シンプルなカレーとはいえ、作る立場になると、思った以上に苦労があることに気づかされます。

まず食材を買いに行くところから始めなければいけません。

ご飯を炊いたり、ルーを溶かしたり、包丁で具材を切ったりすることが必要です。

野菜を鍋に入れる順番を考えなければいけません。

料理を作る経験をしてみれば、いかに料理を作るのが大変なのかがわかります。

カレーに限ったことではありません。

煮物でもいため物でも揚げ物でも何でもそうです。

ちょっとしたおかずでも、そこには手間暇がかかっています。

少し間違えると、変な味になります。

シンプルな単品料理でも、実際に作る立場になると、意外と手間暇がかかることを実感できるでしょう。

ちょっとした盛り付けにも、色や見栄えなど、工夫や試行錯誤が必要であることに気づかされるでしょう。

食事を作る大変さが身にしみれば、食事をするとき感謝の気持ちが湧いて、よりおいしく味わえるようになります。

「これを作るのは大変なんだよね」と思うようになるだけでも違います。

一度作る立場を経験しておけば、食の視野が広がります。

迷ったら焼き飯から始めよう

「どこから始めていいかわからない」

そんなときは、焼き飯から取り組んでみてはいかがでしょうか。

初心者向けにはうってつけの料理です。

焼き飯であれば、ご飯と冷蔵庫にある残り物で手軽に作れます。

初心者でも取り組みやすく、適当でも作れてしまうでしょう。

料理の腕が上がって余裕が出てくれば、ほかの料理にも幅を広げてチャレンジしていけばOKです。

作る苦労を知っておけば、食べる幸せも倍増する

「料理を作る立場になったことが一度もない」

そういう人は、なおさら社会勉強の1つとして、一度チャレンジしてみる価値はあります。

もちろん上手に作れなくてもかまいません。

手の込んだ料理や本格的な料理である必要もありません。

あくまで作る立場の苦労を理解することが目的ですから、最初はシンプルな料理で十分です。

食の理解が深まるにつれて、よりおいしく感じられ、感謝の念が湧いてくるようになります。

毎日親が一生懸命作ってくれた料理の価値やありがたみが、身にしみるほどよくわかるようになります。

「いただきます」「ごちそうさま」という言葉の重みも再確認できるでしょう。

手の込んだ料理を見れば、もはや芸術作品のように感じるはずです。

作る苦労を知っておけば、食べる幸せも倍増するのです。

食生活を豊かにする方法(24)
  • 食べる立場だけでなく、作る立場も経験してみる。
同じものを食べ続けるより、いろいろなものを食べるほうが、豊かだ。

食生活を豊かにする30の方法

  1. まず食べることに、幸せを感じる。
  2. 食事を味わう時間は、人生を味わう時間だ。
  3. 「おいしい」を口癖にすると、食生活が豊かになる。
  4. 食事をおいしくいただくためのおまじない。
    手を合わせて笑顔で「いただきます」。
  5. 「朝から大好物を食べる」という選択肢もあっていい。
  6. 食事をしながら、携わった人たちの様子を思い浮かべよう。
  7. 「まずい」とは言わない。
    「変わった味」「口に合わない」と言い換える。
  8. 日々の食事は、褒めるトレーニング。
  9. 早食いの癖があるかぎり、豊かな食生活は実現できない。
  10. 不作法な食べ方は、野生の猿と同じ。
    文化的な生き物なら、食事マナーを意識しよう。
  11. あなたの健康運は、食べるもので決まる。
  12. 挨拶を交わせる店員さんを増やしていくことが、食生活の豊かさにつながる。
  13. いらいらしたら料理を作ろう。
    ストレス発散の効果が抜群。
  14. 割引券を使うなら、早めに使おう。
  15. 風習の食べ物は、素直に食べておくほうが、食生活が豊かになる。
  16. あなたの食生活には「大好物ランキング」がありますか。
  17. 腕時計を外してみると、時間を忘れて食事ができる。
  18. 食器のグレードアップは、食生活のグレードアップ。
  19. 1日3食にとらわれない。
    1日2食以下でもいい。
    1日4食以上でもいい。
  20. 昨日の食事すべてを思い出せますか。
  21. 今は食べることができなくても、いつか食べられるようになる希望だけは持ち続ける。
  22. 食事の時間は、人生で最も幸せな瞬間の1つ。
  23. 空腹は、おいしさを高める最高の調味料。
  24. 料理を作る立場を経験すると、もっと料理が味わい深くなる。
  25. 同じものを食べ続けるより、いろいろなものを食べるほうが、豊かだ。
  26. おいしいお店を紹介すると、おいしいお店を紹介される。
  27. 急いでいるときでも、食事マナーをおろそかにしない。
  28. あなたの1週間を決めるのは、日曜日の朝食にある。
  29. 大好物は、気が向いたときに食べるものではなく、定期的に食べるもの。
  30. 食べたものを記録してみよう。
    食日記は、健全な食生活を促す習慣。

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