執筆者:水口貴博

時間感覚を身につける30の方法

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「ちょっと」は禁句。具体的に言おう。

「ちょっと」は禁句。具体的に言おう。 | 時間感覚を身につける30の方法

「ちょっと待ってください」

こんな言葉を言われたことはありませんか。

ほんの少しだけ待ってほしいときによく使う、便利な言葉です。

しかし、便利であるゆえに、何でも「ちょっと」という言葉でごまかしがちになっています。

「ちょっと」は便利ではありますが、具体性がありません。

「ちょっと待って」というのは、人によって1分のことかもしれませんし、5分のことかもしれません。

もしかしたら30分や1時間と思っている人もいることでしょう。

人によって「ちょっと」という言葉の度合いは、もはや「ちょっと」ではないのです。

私が理髪店で髪を切ってもらっているときのことです。

「こんにちは」と言って、1人のお客さんがやってきました。

たまたまそのときは店内にお客さんが大勢待っていて、すぐ髪を切ってもらえる状態ではありませんでした。

そのときに、お客さんが言いました。

お客さん「あとどのくらいで切ってもらえる?」。

理容師「あとちょっとだけ待ってもらえれば……」。

お客さん「あとちょっとって、どのくらい?」。

理容師「そうだなあ、30分くらいかな」。

お客さん「じゃあ、30分後くらいにまた来ますね」。

そう言ってお客さんは一度理髪店を出ていき、また30分後にやってきました。

こうすることで、理容師もお客さんに必要以上に迷惑をかけることもなく、お客さんも自分の時間を有効に使うことができました。

このやりとりを聞いて「『ちょっと』という言い方はやめよう。具体的な時間を言ったほうがお互いのためになる」と痛感しました。

私も今まで「ちょっと」という適当な答えでごまかし、相手に迷惑をかけていたなと反省してしまいました。

時間を大切にしている人は「ちょっと」という言い方はしません。

必ず、具体的に「~分」と言います。

言葉の一言に対しても、その人が時間を大切にしているかどうかがわかるのです。

時間感覚を身につける方法(9)
  • 「ちょっと」という言い方はやめて、具体的に言う。
心に「余裕」がなければ、充実しているとは言えない。

時間感覚を身につける30の方法

  1. 時間を上手に使う人には「知恵」がある。
  2. まずは効率の悪いことを経験する。
  3. 時間を大切にするとは、同じ失敗を二度と繰り返さないということ。
  4. 「だらだらした1時間」と「集中した1時間」は、まったく違うことに気づく。
  5. お金持ちより、時間持ちになろう。
  6. 休むことは、時間を大切にするということ。
  7. 時間は、自分を厳しく叱ってくれる先生。
  8. 大切なことほど、最初に話す。
  9. 「ちょっと」は禁句。
    具体的に言おう。
  10. 心に「余裕」がなければ、充実しているとは言えない。
  11. 確かめる時間を省かない。
  12. やると決めたからには、重い腰をさっと上げる。
  13. スピードのある人は「はい」と素早く返事ができる。
  14. 子どものころに教えられたことほど、大切なこと。
  15. 感謝をすることは、人との関係を促進させる効果がある。
  16. 適齢期より「今やりたい」という気持ちを大切にする。
  17. ささいなことに対する気遣いに、相手の優しさが感じられる。
  18. 上手な時間の使い方とは、充実した時間を送るということ。
  19. 好きなことで、忙しくなろう。
  20. 人には人のテンポがある。
  21. 時間を有効に使いたいときほど、行動に出る。
  22. 緩急をつけて、リズムを大切にする。
  23. 最初の1歩が大切。
    手紙は宛先から書き始めよう。
  24. 残りの人生を考えると、生き方が変わってくる。
  25. 利益があるかどうかより、楽しめるかどうかを基準に考える。
  26. すべてを1人で抱え込まない。
    できないことは、できる人にやってもらう。
  27. 肩書ではなく名前で呼ぶと、早く仲良くなれる。
  28. 見せる努力は、努力とは言わない。
    本当の努力は、見えないところでするもの。
  29. やるべきことを後回しにすると、精神的ストレスが大きくなってしまう。
  30. 時間がないのではない。
    時間の使い方が下手なだけだ。

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