執筆者:水口貴博

名刺交換の30のマナー

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名刺をすぐ取り出せず、先を越されてしまった。

名刺をすぐ取り出せず、先を越されてしまった。 | 名刺交換の30のマナー

一般的に名刺を先に差し出すのは、立場の低い人からといわれています。

たとえば、相手がお客さまの場合、営業担当者から名刺を差し出すのが正しい順です。

さて、それがわかっていても、実際にはそのとおりにいかない状況もあります。

相手が非常に名刺を出すのが早い場合もあるでしょう。

名刺入れを取り出すとき、名刺入れがたまたまポケットの角に引っかかり、もたつくこともあるでしょう。

自分から先に名刺を差し出すべきとわかっていても、名刺をすぐ取り出せず、相手に先を越されることもあるはずです。

悪気はないのですが、人間ですから、そういうこともあります。

もし相手に先に名刺を差し出されたときは、名刺の同時交換は諦め、まず相手の名刺をきちんといただきましょう。

必ずしも同時に交換しなければいけないわけではありません。

相手をお待たせするわけにもいきませんから、先に受け取ることを優先させたほうがスムーズです。

「頂戴いたします」と言って、両手で受け取り、名前や役職などを確認します。

次に自分の名刺を「申し遅れました」という一言を添えて差し出します。

名刺交換のマナー(15)
  • 相手に先を越されたときは「申し遅れました」と一言添えてから、名刺を渡す。
なぜ名前の確認は、名刺交換のタイミングが最適なのか。

名刺交換の30のマナー

  1. たかが名刺交換、されど名刺交換。
  2. まず名刺を持たなければ、ビジネスが始まらない。
  3. 名刺を切らすと、自己紹介も中途半端になる。
  4. 名刺入れは、どう自分を見てもらいたいかを考えて、選ぶ。
  5. 兼用タイプの名刺入れは、相手に与える印象を考えたうえで、使用を検討する。
  6. 名刺を、財布やズボンのポケットから取り出さない。
  7. 名刺入れは、どこに入れておけばいいのか。
  8. 名刺を差し出すのは、原則として、立場の低い人から。
  9. 机を挟んで、名刺交換をしない。
  10. 名刺を受け取ったときの指の位置に注意。
  11. 両手で受け取った名刺を確認するとき、胸より下で見るのはマナー違反。
  12. 無表情による名刺交換は、誤解を与えやすい。
  13. 完全にきれいな名刺を渡すのがマナー。
  14. 名刺交換で見落としがちなのが、姿勢。
  15. 名刺をすぐ取り出せず、先を越されてしまった。
  16. なぜ名前の確認は、名刺交換のタイミングが最適なのか。
  17. 余裕があると、ちょっとした一言を加えると、話が弾みやすい。
  18. 受け取った名刺は、直接机の上に置かない。
  19. 相手の目の前で、相手の名刺にメモを書き込まない。
  20. 一度に複数人と名刺交換したとき、名刺入れの上には誰の名刺を置くか。
  21. 気づかないうちに、頂いた名刺で手遊びしていませんか。
  22. 初対面の社員同士の場合、名刺交換は必要か。
  23. 関係ない人まで、名刺を渡しすぎない。
  24. 複数人と名刺を交換するときの、ちょっとしたテクニック。
  25. 名刺のマナーを、手抜きしていい場面はない。
  26. 重要な相手にもかかわらず、名刺を渡せなかった場合の対処。
  27. 複数の肩書があるなら、名刺も名刺入れも、複数あっていい。
  28. せっかく名刺を頂いても、名刺入れに入れたままでは、十分生かせない。
  29. 名刺を捨てるときにも、マナーがある。
  30. 名刺の受け渡しの流れ。

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