執筆者:水口貴博

面接の失敗を防ぐ30の対策

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「大変だったことは何ですか」という質問でありがちな、食い違い。

「大変だったことは何ですか」という質問でありがちな、食い違い。 | 面接の失敗を防ぐ30の対策

「大学生活で大変だったことは何ですか」

面接で聞かれる、定番の質問の1つです。

聞かれたとおりに答えればいいのですが、ここでよくある食い違いがあります。

それは、応募者にとって大変だったことが、客観的に見たとき、大変と限らないことです。

つまり、応募者だけが大変だと感じている状態です。

たとえば、応募者には生まれつき体が弱い事情があったとします。

大変だったこととして「マラソン大会で5キロメートルを完走した」と話したとします。

これを聞いた面接官は「それは大変なことなのか。誰でもできるのではないか」と拍子抜けするでしょう。

面接官は、応募者が生まれつき体が弱いことを知りません。

メッセージがうまく伝わらず、食い違いが起こるのです。

自分の気持ちや事情に偏って答えると、会話に食い違いが生じる可能性があります。

大変だったことを聞かれたときは、客観的に見ても、大変だったことを答えるのが適切です。

あなたが大変だったとアピールしようとする内容は、客観的に見ても大変なことでしょうか。

誰が見聞きしても「それは大変でしたね」と思われる内容を選ぶのが適切です。

自分に問いかけたうえで、正しい回答を心がけましょう。

面接の失敗を防ぐ対策(16)
  • 大変だったことを聞かれたときは、主観的だけでなく、客観的にも大変なことを答える。
面接官の発言に矛盾を見つけたときは、指摘したほうがいいのか。

面接の失敗を防ぐ30の対策

  1. 3回のノックは、早さと強さによって、印象が変わる。
  2. 目をそらすとき、どこを見るかが重要。
  3. 非正規雇用の面接は、手抜きをしてもいいのか。
  4. 手を体の後ろに隠すと、悪気はなくても、誤解されやすい。
  5. 「ギャップが激しい」と言われる人は、1次面接で苦戦しやすい。
  6. 遅刻したときに必要なのは、言い訳ではなく、謝罪。
  7. 面接官の「気楽にしてください」を信じていいのか。
  8. 「自己紹介を3分でお願いします」と言われた。
    30秒で終わらせるのはダメか。
  9. なぜ面接では、笑顔が大切なのか。
  10. 真面目な話には、真面目な表情。
  11. 明るい表情と真面目な表情。
    面接でふさわしいのは、どちらか。
  12. なぜ回答の丸暗記は、しないほうがいいのか。
  13. 面接で突っ込まれやすい3つの形容詞。
  14. 完全な答え方ができなければ、部分的な答え方だけでも心がける。
  15. 最小限に答える様子は、簡潔でわかりやすくても、アピールの力が弱い。
  16. 「大変だったことは何ですか」という質問でありがちな、食い違い。
  17. 面接官の発言に矛盾を見つけたときは、指摘したほうがいいのか。
  18. 面接で、怒ったり泣いたりするのはいいのか。
  19. 面接では、履歴書と同じことを話してもいいのか。
  20. 面接のときだけ、正しい姿勢になっていないか。
  21. 志望業界と志望企業の業界は、一致していることが基本。
  22. メモを取りながら、面接を受けてもいいのか。
  23. 言葉がつかえたときは、どうするか。
  24. 独立を考えている人は、面接で伝えるべきか。
  25. 事情があって残業ができない場合は、正直に伝えたほうがいいのか。
  26. 趣味や特技に、ギャンブルをアピールするのは、大丈夫なのか。
  27. 採用に関係がないような質問をされたとき、どうするか。
  28. リーダーや代表などの経験がない場合、どうアピールすればいいのか。
  29. 花粉症で鼻水が止まらない。
    面接中の鼻水は、どうすればいいのか。
  30. 1次面接で話した内容を、2次面接でも話していいのか。

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