執筆者:水口貴博

言葉遣いがうまくなる30のマナー

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「ありがとうございます」という場面の多くは「いつもありがとうございます」とも言える。

「ありがとうございます」という場面の多くは「いつもありがとうございます」とも言える。 | 言葉遣いがうまくなる30のマナー

人に親切にされたときの言葉といえば「ありがとうございます」です。

感謝の気持ちを表す、定番のフレーズですね。

きっと1日に何度も「ありがとうございます」と言っていることでしょう。

もちろん普通にお礼を言うだけでもいいのですが、もう少し印象がよくなる工夫があります。

「いつも」を余分につけるのです。

たとえば「ありがとうございます」ではなく「いつもありがとうございます」です。

「いつも」をつけて感謝を伝えるほうが、より心を込めている様子が伝わります。

ほんの一言で、感謝の言葉が、もっと輝くのです。

さて、ここで1つ疑問が湧きます。

「いつも」がつくとなると「いつもお世話になる人にしか言えない」と思います。

心配はご無用です。

実際のところ、多くの場合で言えます。

自分の生活を振り返ってみましょう。

日常は、同じに人間関係を繰り返していることがほとんどです。

ご近所にせよ、学校にせよ、会社にせよ、人間関係の顔ぶれは、毎日がらりと変わるものではありません。

いつも同じ人間関係ですから、お礼を言う人や場面は、すでに何度も繰り返されていることが多いのです。

お礼をするほとんどの場面で「いつも」をつけて、差し支えないはずです。

では、さっそく今からお礼の言葉をパワーアップです。

これからお世話になった人には「いつもありがとうございます」と言いましょう。

いつもよりお礼の印象がよくなり、感謝がより深く伝わるようになります。

言葉遣いがうまくなるマナー(11)
  • 「いつもありがとうございます」と言う。
「いつもありがとうございます」と言われたとき、どう返事をしていますか。

言葉遣いがうまくなる30のマナー

  1. メールの送信ボックスは、自分の言葉遣いを客観視できるところ。
  2. 初対面は、試験と同じ。
    うっかり名前を忘れると、0点になる。
  3. 発する言葉が美しければ、戻ってくる言葉も美しくなる。
  4. 嫌いな人の話題を、わざわざ自分から出す必要はない。
  5. 「考え方が間違っている」と言われたときの対処方法。
  6. 「No」より「No, Thank you.」。
  7. 会話はキャッチボールと同じ。
    投げるときより、受け止めるときが、気持ちいい。
  8. 努力を侮辱されたときに、言い返したい魔法の言葉。
  9. 口論の真の勝ち方とは、言い負かすことではない。
    相手から共感や同意を得ること。
  10. 人間関係は、出前と同じ。
    好かれるのは、せかす人より、気遣う人。
  11. 「ありがとうございます」という場面の多くは「いつもありがとうございます」とも言える。
  12. 「いつもありがとうございます」と言われたとき、どう返事をしていますか。
  13. 肯定の言葉ほど、強く言う。
    否定の言葉ほど、優しく言う。
  14. 誤解されたとき、慌てないことが大切。
  15. お礼を言う場面で「すみません」と謝っていませんか。
  16. 疑う言葉が口癖になっていると、人間関係で損をする。
  17. 命令のアドバイスは、嫌われる。
    提案のアドバイスが、愛される。
  18. 自慢話をたっぷり聞くと、人付き合いの運が向上する。
  19. 長話でも、相手をいらいらさせない工夫。
  20. 難しい話が登場したときのうまい返事の仕方。
  21. 興味をそそる前置きをすると、楽しく話を聞いてもらえるようになる。
  22. 1回目のお礼は、社交辞令。
    2回目からが、本当のお礼。
  23. 名前を紹介されたときの、ベストの返事。
  24. 会話で勝とうとする人は、相手から嫌がられる。
  25. 名前を聞かれたとき、名字だけで答えていませんか。
  26. 気の利いた言葉を考えないほうが、気の利いた言葉が出る。
  27. 故事・ことわざ・四字熟語を、会話に含めすぎない。
  28. 無意識のうちに「調子が悪い」という答え方をしていませんか。
  29. 「聞かせてもらう態度」があれば、言葉遣いは自然とよくなる。
  30. ぼけっと口を開けたまま聞いているだけでは、耳から入った話が、口から抜けていく。

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