執筆者:水口貴博

見やすいプレゼン資料の30の作り方

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使う色は3色までに限定すれば、自然と見やすい資料が出来上がる。

使う色は3色までに限定すれば、自然と見やすい資料が出来上がる。 | 見やすいプレゼン資料の30の作り方

プレゼンの初心者は、できるだけ使用する色を限定すべきです。

もちろん色を否定しているわけではありません。

カラフルな資料のほうが立派できちんとしている印象があります。

しかし、その領域に手を出せるのは、プレゼンに慣れ、しかも色の特性をきちんと理解した人のみです。

本来、色の使い方というのは、難しい。

「赤と緑は見づらくなる」

「白と黄色は識別しづらい」

「下地が黄色に黒い文字は、危険を意味する」

「赤は情熱を意味し、ピンクは暖かみをイメージさせ、青はすがすがしさを連想させる」

「黒は収縮色であり、明るい色は膨張色」

色には特性があります。

しかも、色の組み合わせによって、意味や特徴は多種多様に変化します。

こうした点をきちんと把握しておかないと、カラフルな色使いというのは、すぐできるものではありません。

慣れていない人が色を使いすぎると、たいていは失敗します。

プレゼン初心者に限って言えば、失敗しないために、カラフルな色使いを避けます。

できるだけ色を限定したほうが成功に結びつきやすいのです。

では、問題なのは使う色の目安です。

目安は、3色までです。

会社のロゴの色、白い紙に黒い文字を除いて、3色までです。

この法則を守っていれば、大きく失敗することはありません。

見やすいプレゼン資料の作り方(13)
  • 「使う色は3色まで」を意識しながら、資料を見直す。
資料にはページ数をふり、ページ数で見るべき場所を指示する。

見やすいプレゼン資料の30の作り方

  1. プレゼンの資料は、1から作らない。
  2. 目次から作れば、スムーズに作成が進む。
  3. 資料全体を通して大事なのは、統一感。
  4. 無意識のうちに確かめる視線の動きに合わせて、資料を作成する。
  5. プレゼンの資料は、1枚1分を目安に作成する。
  6. 複数の資料を使うなら、あらかじめ資料番号を振っておくこと。
  7. 「箇条書きのほうがよいのではないか」と、問いかけながら資料をチェックする。
  8. 動きのある機能には要注意。
    頼っても、頼りすぎるな。
  9. 専門用語の説明は、口頭だけで終わらせない。
  10. 凝りすぎた資料は、おおむね失敗する。
  11. 夜に作成した資料は、行きすぎた内容になりやすい。
  12. 資料では、色を使いすぎるより、限定したほうがいい。
  13. 使う色は3色までに限定すれば、自然と見やすい資料が出来上がる。
  14. 資料にはページ数をふり、ページ数で見るべき場所を指示する。
  15. ヘッダーには、会社のロゴを入れよ。
  16. イラストより写真のほうが、現実感がある。
  17. プレゼンの資料作成で大切なのは、量より質。
  18. 「30ページ以内・30分以内」を目安にする。
  19. 「ここだけの話」があるプレゼンは、評価が上がりやすい。
  20. お客さまに提出する資料に、再生紙は使わない。
  21. 会社のロゴの扱いには、細心の注意を払うこと。
  22. 「データ」を示すと、説得力は倍増する。
  23. 資料のチェックは、逆の視点から見るほうがいい。
  24. 文字のサイズは、全体的に大きくする。
  25. スライドを作りすぎるな。
  26. 読みにくい手書きのほうが、よく読まれ、印象に残りやすい。
  27. 箇条書きの限界は、7つまで。
  28. 音読しながらチェックすると、誤字脱字の発見精度が向上する。
  29. 出来上がった資料は、同僚にチェックしてもらうだけではまだ甘い。
  30. プレゼンの資料は、紙に出すまでは安心できない。

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