執筆者:水口貴博

見やすいプレゼン資料の30の作り方

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無意識のうちに確かめる視線の動きに合わせて、資料を作成する。

無意識のうちに確かめる視線の動きに合わせて、資料を作成する。 | 見やすいプレゼン資料の30の作り方

資料を作成するときは、守っておきたい大原則があります。

人は、無意識のうちに「こういう順で話が流れるだろう」という視線の流れが、2つあります。

「左から右」と「上から下」です。

この法則は、文章だけでなく図形にも当てはまります。

一部のアラブ諸国を除いて、おおむね全世界で共通するルールです。

人が無意識のうちに確かめる視線の動きに合わせて資料が作成できるようになるため、わかりやすい印象を持ちます。

書き方は自由でも、暗黙のルールがあるのです。

たとえば、今読んでいるこの文章も「左から右」「上から下」へと文章を読んでいますね。

絶対に間違えないような基本ルールですが、資料に図やグラフなどを含めると、うっかり違反を犯しやすいのです。

あなたが作成中の資料で守られているか、チェックしてみましょう。

見やすいプレゼン資料の作り方(4)
  • 「左から右」「上から下」への大原則に従って、資料を作成する。
プレゼンの資料は、1枚1分を目安に作成する。

見やすいプレゼン資料の30の作り方

  1. プレゼンの資料は、1から作らない。
  2. 目次から作れば、スムーズに作成が進む。
  3. 資料全体を通して大事なのは、統一感。
  4. 無意識のうちに確かめる視線の動きに合わせて、資料を作成する。
  5. プレゼンの資料は、1枚1分を目安に作成する。
  6. 複数の資料を使うなら、あらかじめ資料番号を振っておくこと。
  7. 「箇条書きのほうがよいのではないか」と、問いかけながら資料をチェックする。
  8. 動きのある機能には要注意。
    頼っても、頼りすぎるな。
  9. 専門用語の説明は、口頭だけで終わらせない。
  10. 凝りすぎた資料は、おおむね失敗する。
  11. 夜に作成した資料は、行きすぎた内容になりやすい。
  12. 資料では、色を使いすぎるより、限定したほうがいい。
  13. 使う色は3色までに限定すれば、自然と見やすい資料が出来上がる。
  14. 資料にはページ数をふり、ページ数で見るべき場所を指示する。
  15. ヘッダーには、会社のロゴを入れよ。
  16. イラストより写真のほうが、現実感がある。
  17. プレゼンの資料作成で大切なのは、量より質。
  18. 「30ページ以内・30分以内」を目安にする。
  19. 「ここだけの話」があるプレゼンは、評価が上がりやすい。
  20. お客さまに提出する資料に、再生紙は使わない。
  21. 会社のロゴの扱いには、細心の注意を払うこと。
  22. 「データ」を示すと、説得力は倍増する。
  23. 資料のチェックは、逆の視点から見るほうがいい。
  24. 文字のサイズは、全体的に大きくする。
  25. スライドを作りすぎるな。
  26. 読みにくい手書きのほうが、よく読まれ、印象に残りやすい。
  27. 箇条書きの限界は、7つまで。
  28. 音読しながらチェックすると、誤字脱字の発見精度が向上する。
  29. 出来上がった資料は、同僚にチェックしてもらうだけではまだ甘い。
  30. プレゼンの資料は、紙に出すまでは安心できない。

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