執筆者:水口貴博

自立できる子どもに育てる30の教育法

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聞くは一時の恥。聞かぬは一生の恥。

聞くは一時の恥。聞かぬは一生の恥。 | 自立できる子どもに育てる30の教育法

大人になるために必要なことは「教えてください」と聞く力です。

大人になるにつれて、自分が強くなっていくことも大切です。

ですが、それだけでなく、どれだけ周りの人たちに聞けるようになるかが、社会に出て生きていくためには必要不可欠なことです。

私はコンピューターの仕事をしているため、わからないことにしょっちゅう出くわします。

そうしたとき、1人でずっと何日間も悩んでいたことが、同僚に一言聞いて一瞬で解決してしまうことがあります。

「今まで悩んでいた時間はなんだったんだ。最初から聞けばよかった」と思います。

私の心のどこかで「人に聞くと自分が弱くなる。プライドが許さない」という思い込みがあったのです。

人に聞くことは、弱いことではありません。

むしろ人に聞くことができない人のほうが、弱い人なのです。

日本のことわざに「聞くは一時の恥。聞かぬは一生の恥」という言葉があります。

知ったかぶりより「知りません。教えてください」と聞ける人のほうが、長期で見て成長します。

自意識過剰になりすぎず、いろいろな人からの意見を素直に受け止めることが、成長につながっていくのです。

自立できる子どもに育てる教育法(19)
  • 知ったかぶりをやめて「教えてください」と言える人になる。
大事な場面での沈黙が、子を育てる。

自立できる子どもに育てる30の教育法

  1. 子どもは、自分から自立していく。
  2. 勉強は、学校で学ぶ。
    感情は、家庭で学ぶ。
  3. 甘えさせてもいい。
    ただし、甘やかしてはならない。
  4. 「難しい」と答えると、子どもは自立できない。
    「簡単」と答えると、子どもは自立する。
  5. 子どもは、親の真似をする。
    自立した親からは、自立さえも真似をする。
  6. 「痛み」を経験することで、免疫ができる。
  7. 親が笑うと、子どもは安心する。
  8. 子どもの経験を、親が横取りをしない。
    自分のことは、自分でさせるだけでいい。
  9. 子どもに押し付ける親は、失敗する。
    子どもに任せる親が、慕われる。
  10. 「子どもを理解する親」が、愛される。
  11. 育て上手な親は、子どもと「つかず離れずの距離」を取る。
  12. 「ダメな子」と言うと、子どもがダメになる。
    「それでいいんだよ」と言うと、成長する。
  13. 親の口癖は、人生の教訓。
  14. 働く姿を見せると、子どもは自立できる。
  15. 自分の部屋を持つことで「管理能力」を養うことができる。
  16. 自立するために必要なのは、親離れより子離れ。
  17. 子どもにあえてお金を持たせることで、金銭感覚を磨かせることができる。
  18. 「叱る教育」ではなく「褒める教育」をする。
  19. 聞くは一時の恥。
    聞かぬは一生の恥。
  20. 大事な場面での沈黙が、子を育てる。
  21. 勝ち負けより、全力を出し切ったかどうかが大切。
  22. 「大丈夫」と言うだけで、子どもの可能性は広がっていく。
  23. 自分のことを教えてくれる一番の先生は、自分だ。
  24. 学生の仕事は「勉強」だ。
  25. 子どもの長所は、好きなだけやらせるときに、大きくなる。
  26. 「何になりたいか」より「何がしたいのか」。
  27. 家族旅行で、親の自立した姿を見せることができる。
  28. 「自問自答」できる人が、自立する。
  29. 「かわいい子には、旅をさせよ」
  30. 泣きたいときには、泣かせてあげよう。
    泣くことで、子どもは強くなる。

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