執筆者:水口貴博

記憶力を高める30の方法

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睡眠時間は、最低でも6時間以上。

睡眠時間は、最低でも6時間以上。 | 記憶力を高める30の方法

睡眠は、最低でも6時間以上は、しっかり寝ましょう。

短すぎると脳によくありませんが、長すぎるのも脳に悪影響を与えるという報告があります。

理想は、7時間以上・9時間以下です。

十分な睡眠時間は、記憶力に重要な意味を持ちます。

さて、そんな睡眠ですが、なぜ記憶のために有効なのでしょうか。

理由は2つあります。

  1. 脳をしっかり休ませるため
  1. 記憶を定着させるため

まず1番目の理由は「(1)脳をしっかり休ませるため」です。

勉強時間が長ければ、それだけたくさんのことを記憶できると思います。

たしかに論理的にはそうですが、現実は違います。

まず長時間の勉強は、疲れます。

時間が長ければ長いほど脳は疲れてしまい、勉強効率が下がります。

当然、疲れた脳では記憶の効率も悪くなってしまうので、脳を休ませてあげなければいけません。

居眠りや仮眠のような中途半端な睡眠では足りず、6時間以上のしっかりした睡眠を取って、脳を休ませてあげる必要があります。

長時間のマラソンでは、肉体が疲れきってしまいますが、脳も同じです。

起きている間、五感を通して絶えず送り続けた刺激を処理するために、脳は休憩が必要です。

しっかりした睡眠を取れば元気が回復し、勉強もはかどります。

2番目の理由は「(2)記憶を定着させるため」です。

記憶が定着するには、時間がかかります。

私たちは起きている間、目を開け続けていますから、次から次へと情報を脳へ送り続けている状態です。

この状態では、脳は入ってきた情報を「整理する時間」がなく、頭に定着させることができません。

情報を整理するために「情報が入ってこない時間」が必要であり、これが「6時間以上の睡眠」です。

睡眠中は、目を閉じて外部からの情報を遮断しているため、後から入ってくる情報がなく、記憶の整理がスムーズに行われます。

睡眠中の情報の整理は、夢を見ているときに行われていると言われます。

夢の内容が支離滅裂なのは、さまざまな記憶を整理している「途中段階」を見ているからです。

整理整頓中の部屋は、ぐちゃぐちゃになるのと同じ話です。

記憶が整理されれば、頭に定着します。

整理整頓された部屋なら、洋服や本を取り出しやすくなり、使いやすくなりますね。

睡眠中に記憶が整理されれば、記憶を取り出しやすく、活用しやすくなります。

記憶を定着させるために、睡眠はしっかりとる必要があるのです。

記憶力を高める方法(10)
  • 最低6時間以上は、しっかり寝る。
人に説明したことは、忘れなくなる。

記憶力を高める30の方法

  1. 「勉強」そのものより「勉強法」から、身につける。
  2. そもそも脳は、覚えるより、忘れるほうが圧倒的に得意。
  3. 長期記憶のためには、海馬を騙せばいい。
  4. 復習は、1カ月以内にすること。
  5. 復習タイミングは、1週間後が最適。
  6. 一芸は道に通ずる。
  7. 記憶力は、最初と最後が最も高い。
  8. 隙間時間に覚えるほうが、よく覚えられる。
  9. 覚えれば覚えるほど、覚えやすくなる。
  10. 睡眠時間は、最低でも6時間以上。
  11. 人に説明したことは、忘れなくなる。
  12. 記憶は「一度で完璧」ではなく「復習」で身につける。
  13. 百聞は一見にしかず。
  14. 体験するのが、一番覚えやすく、忘れにくい。
  15. 記憶力は「トライ&エラー」の数に比例する。
  16. 由来や理由がわかると、記憶に強く残る。
  17. 喜怒哀楽が伴ったことは、強く記憶に残る。
  18. 好きなことは、すぐ覚えられる。
  19. 勉強ができる人のノートほど、字が汚い。
  20. 記憶力を高めるために、ノートはとらず、復習範囲を絞る。
  21. 他人を蹴落とす人は、自分が蹴落とされる。
    他人の幸せを喜ぶ人は、自分が幸せになれる。
  22. 覚えようと意識しないと、覚えられない。
  23. 耳の記憶は、目の記憶より強い。
  24. 類義語・対義語・関連用語は、覚えやすい。
  25. 記憶力は、朝食後に高まる。
  26. 勉強とは「頑張るもの」ではなく「楽しむもの」。
  27. 成績がいい人ほど、魚が好きな人が多い。
  28. ガムを噛むと、眠気が吹き飛ぶ。
  29. 寝る前に覚えたことは、記憶に残りやすい。
  30. 他人が引いた下線より、自分で引いた下線のほうが、記憶に残りやすい。

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