執筆者:水口貴博

心の健康を保つ30の方法

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10年後という未来から考えると、すべてが感謝に変わる。

10年後という未来から考えると、すべてが感謝に変わる。 | 心の健康を保つ30の方法

私たちがいらいらするのは、目の前ばかり見ているからです。

目の前のこと、今のこと、現在のことしか考えていないからです。

もちろん今に集中することは大切です。

「今を見てはいけない」と言っているのではなく「今だけしか見ていないのは問題です」と言いたい。

未来も視野に入れてほしいです。

今のことしか考えていないと、むかっとしやすくなり、人とすぐぶつかります。

しかし「今のためだけ」ではなく「未来のために」と考えると、意識が変わります。

しつけが厳しい親のもとで育った人がいます。

毎日、親からの厳しいしつけのため、親が大嫌いになってしまいました。

厳しい言葉だけでなく、時には拳が飛んできます。

親から叱られている瞬間は、親が憎くてたまらないことでしょう。

今しか見ていないと、たしかにそう思うのも無理はありません。

子どもはあまり先のことを考えていませんから、親の厳しさの意味を理解するのは難しい。

しかし、10年後という未来から遡って、考えてみましょう。

あなたに対する親の厳しいしつけは、10年後という未来には、必ず役立っていることでしょう。

一時的な厳しいしつけは、長期で見ると、意味がわかります。

親があなたを叱っているのは「今のため」ではなく「未来のため」に叱ってくれています。

親は大人ですから、あなたの成長を長期で考えています。

今だけしか見ていないと、親への憎しみしか生まれません。

しかし「未来のために」と考えると、親への感謝が生まれます。

まったく正反対の感情になります。

親が憎いと言っているうちは、まだ子どもです。

子どもであるあなたは、まだ視野が狭いので、それに気づきません。

ゆえに、親と子の間で、誤解が生まれて、すれ違ってしまいます。

手前ばかりを見ていると、いらいらします。

しかし、遠くを見ると、穏やかになります。

感謝、感激、感動に変わります。

心の健康を保つ方法(3)
  • 「10年後のために」と考える。
お互いのためになる行動をすればいい。

心の健康を保つ30の方法

  1. 健全な精神を保つためには、コントロールの練習が必要。
  2. 他人への迷惑を考えてから行動すれば、ぶつかることはなくなる。
  3. 10年後という未来から考えると、すべてが感謝に変わる。
  4. お互いのためになる行動をすればいい。
  5. 輝く人とは、発光体になっている人のこと。
  6. 服が汚れたくらいで、大騒ぎをしない。
  7. 同じ精神レベルの人同士が、ぶつかる。
  8. 精神レベルを上げて、ぶつからない人になろう。
  9. そもそも自分のものなんて、1つもない。
  10. 1人の時間を作らないと、自分のことを振り返られない。
  11. 善人より、悪人のほうが救いやすい。
  12. 冗談の1つでも言えば、人間関係が柔らかくなる。
  13. 相手にしてもらいたい態度を、まず自分が先にする。
  14. トラブルは、あなたの耐震性をチェックするテスト。
  15. 体験談ほど、有益な話はない。
  16. 「あの頃はよかった」「あの頃は楽しかった」は、言っても思ってもいけない。
    心の老化を促す魔の言葉。
  17. 人が喜んでくれるから手にしているのか。
    自分が本当に好きだから手にしているのか。
  18. 心のごみは、あるから出てくる。
    出せば消える。
  19. プラスの言葉を使う。
    マイナスの言葉は使わない。
  20. 「何を聞くか、何を目にするか」に気を配ろう。
  21. 考え方をシンプルにすればするほど、ネタがたくさん出る。
  22. 身近な人ほど、近すぎるがゆえに見えなくなり、感謝を忘れがちになる。
  23. 最年少の自慢より、最高齢の自慢をしよう。
  24. 自分探しは、今いる場所で見つける。
  25. かっとなって手をあげる前に、深呼吸をしよう。
  26. 究極の褒め言葉は「拍手」。
  27. 1人になる時間で、自問自答の時間を作ろう。
  28. 他人にした行為は、すべて自分に戻ってくる。
  29. 充実した日々を送るためには、まず全力を尽くすこと。
  30. 心の軸を持たないと、安定した心は保てない。

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