執筆者:水口貴博

心の健康を保つ30の方法

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そもそも自分のものなんて、1つもない。

そもそも自分のものなんて、1つもない。 | 心の健康を保つ30の方法

心の安定のために、いいアイデアがあります。

所有している物を減らすことです。

部屋の中にある、いらない物を捨てます。

自分が持っている余分な物を減らします。

すると、必ずいらいらが減ります。

あなたがいらいらするのは、何かを失ったからです。

物に執着しているから、なくなったとき、傷ついたとき、汚れたときに、ショックを受けます。

さて、このようにお話しすると、あなたはこう思うでしょう。

「どれも大切なものだ。どれも捨てられない!」

捨てられない理由は、明確です。

物に対して執着しているから、捨てられません。

執着心が強いから、ものを手放すことができません。

物より、初めに手放さなければいけないのは、その執着心です。

執着する心が、たくさんのものを引き寄せ、手放せなくさせています。

「これは自分のものだ」という気持ちが強いです。

しかし、事実から言ってしまえば、そもそも自分のものなんて、1つもありません。

「え? 自分のものは、自分のものじゃないの?」

そのとおりです。

自分のものは、自分のものではありません。

あなたが手にしているパソコンも、あなたが作ったわけではありません。

お金でパソコンを買ったとしても、そのお金も、あなたが作ったものではありません。

そんなあなたも、自分で自分を作ったわけではないはずです。

すべてのものは、原子や分子から成り立っていますが、原子や分子も、もとは人が作ったものではありません。

この世において、人が1から作り出したものなど1つもありません。

これは考え方ではなく、事実であり真実です。

そう思い込まなくても、そういう現実があります。

みんな「これは私のもの」という勘違いをしているから、不要な執着心を持ちます。

不要な執着心のために、いらいらしています。

まず、この世に存在するすべては、自分のものではない事実に気づくことです。

自分が思い込んでいる勘違いに気づけば、執着がなくなります。

さあ、執着する心さえ幻だと気づけば、さっさと部屋の物を捨てましょう。

本当に生活に必要な物だけを残せば、驚くほど部屋はシンプルになるはずです。

とにかく所有している物を減らすことです。

汚れたり、傷ついたり、なくなったときのいらいらがなくなります。

心が安定するのです。

心の健康を保つ方法(9)
  • 自分のものなんて1つもないと気づき、所有する物を減らす。
1人の時間を作らないと、自分のことを振り返られない。

心の健康を保つ30の方法

  1. 健全な精神を保つためには、コントロールの練習が必要。
  2. 他人への迷惑を考えてから行動すれば、ぶつかることはなくなる。
  3. 10年後という未来から考えると、すべてが感謝に変わる。
  4. お互いのためになる行動をすればいい。
  5. 輝く人とは、発光体になっている人のこと。
  6. 服が汚れたくらいで、大騒ぎをしない。
  7. 同じ精神レベルの人同士が、ぶつかる。
  8. 精神レベルを上げて、ぶつからない人になろう。
  9. そもそも自分のものなんて、1つもない。
  10. 1人の時間を作らないと、自分のことを振り返られない。
  11. 善人より、悪人のほうが救いやすい。
  12. 冗談の1つでも言えば、人間関係が柔らかくなる。
  13. 相手にしてもらいたい態度を、まず自分が先にする。
  14. トラブルは、あなたの耐震性をチェックするテスト。
  15. 体験談ほど、有益な話はない。
  16. 「あの頃はよかった」「あの頃は楽しかった」は、言っても思ってもいけない。
    心の老化を促す魔の言葉。
  17. 人が喜んでくれるから手にしているのか。
    自分が本当に好きだから手にしているのか。
  18. 心のごみは、あるから出てくる。
    出せば消える。
  19. プラスの言葉を使う。
    マイナスの言葉は使わない。
  20. 「何を聞くか、何を目にするか」に気を配ろう。
  21. 考え方をシンプルにすればするほど、ネタがたくさん出る。
  22. 身近な人ほど、近すぎるがゆえに見えなくなり、感謝を忘れがちになる。
  23. 最年少の自慢より、最高齢の自慢をしよう。
  24. 自分探しは、今いる場所で見つける。
  25. かっとなって手をあげる前に、深呼吸をしよう。
  26. 究極の褒め言葉は「拍手」。
  27. 1人になる時間で、自問自答の時間を作ろう。
  28. 他人にした行為は、すべて自分に戻ってくる。
  29. 充実した日々を送るためには、まず全力を尽くすこと。
  30. 心の軸を持たないと、安定した心は保てない。

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