執筆者:水口貴博

成績が上がる30の勉強法

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睡眠時間を削ってまで、勉強をしない。

睡眠時間を削ってまで、勉強をしない。 | 成績が上がる30の勉強法

「勉強時間が足りない。そうだ。睡眠時間を削って勉強しよう」

勉強する時間がないと、睡眠時間を削って勉強しようとします。

簡単であるため、真っ先に手を出してしまう方法です。

しかし、睡眠時間を削ると、実際は成績が上がるどころか、下がってしまいます。

睡眠時間を削って、勉強時間が増えれば、成績も上がるように思えます。

しかし、現実はそう単純ではありません。

睡眠不足になれば、授業中は眠くなって集中ができなくなります。

これは、人として当然のことです。

眠くて頭がぼうっとすれば、頭も回転しません。

元気・やる気・集中力など、あらゆる気力が一斉に低下します。

睡眠不足では授業への集中ができなくなり、先生の話も聞いているだけになります。

また記憶は、睡眠中に定着します。

眠っている間に、脳は日中に覚えたことを整理して、記憶に定着させます。

せっかく夜遅くまで睡眠不足になりながら勉強をして、たくさん詰め込んだとしても、記憶が定着せず、忘れやすくなります。

徹夜は暗記効果があるようで、薄いです。

試験前に徹夜で勉強したことは、試験が終わればさっと忘れます。

復習も睡眠も削ったため、忘れるときは、まさにあっという間です。

当たり前といえば当たり前ですが、勉強法がしっかりしていない、中学生や高校生はよく陥りがちなわなです。

睡眠時間を削って勉強すると、成績は下がります。

さて、勉強ができる人は、逆に睡眠時間はたっぷり取ります。

勉強時間を削ってでも、睡眠時間はたっぷり取ります。

最低でも7時間、人によっては8時間以上です。

自分にとって最適な睡眠時間がわからないときには、目覚まし時計なしで自然と起きられる時間を目安にしましょう。

目覚まし時計なしで自然と起きるということは、睡眠時間が十分ということです。

これだけ眠れば、日中の疲れもすっかり消えてしまい、昼間は授業と暗記に集中できます。

たっぷり睡眠を取ることで、記憶も眠っている間に定着します。

忘れてならないのは、睡眠時間が十分なら、気力が向上するということです。

元気・やる気・集中力・理解力・暗記力・体力などが、一斉に向上します。

表情も明るくなります。

勉強ができる人ほど、爽やかな表情です。

「いつ勉強しているのだろう」と不思議に思ってしまうほど表情がいいのは、睡眠をたっぷり取っているからです。

睡眠をたっぷり取ったほうが、むしろ成績はぐんぐん向上します。

成績が上がる勉強法(22)
  • 目覚まし時計なしで起きられるくらい、睡眠時間を十分に取る。
勉強のできる人は、パンよりご飯を食べる。

成績が上がる30の勉強法

  1. 「ノートに書く1時間」と「記憶に集中する1時間」は、まったく別物。
  2. アウトプットは、インプットが大前提。
  3. まず1冊の教科書を使って、徹底的に勉強する。
  4. どんなに古臭い本でも「王道」と言われる本を1冊は持っておくこと。
  5. 勉強には、王道の5段階がある。
  6. 歴史は、漫画を読んで流れをつかむ。
  7. 100点を目指さない。
    90点も取れれば十二分。
  8. 基本5科目「英国理数社」より、はるかに重要な「自分」という科目がある。
  9. 勉強は、夜より、朝する。
  10. 本当に勉強ができる人は、ノートを取らず、教科書に書き込む。
  11. ノートオタクにならないこと。
  12. 勉強に、生理現象の我慢は禁物。
  13. 効果的な勉強に「音読」は当たり前。
    勉強の達人は「立って音読」をする。
  14. トイレ・お風呂・自室の壁を、最大限に活用する。
  15. 区切りや制限時間を作ると、頭がしゃきっとする。
  16. 試験日は、最初に決めてしまう。
  17. 勉強にお金を惜しむと、成績が伸びない。
  18. 予習より、復習に力を入れよう。
  19. 重要な情報は、もったいぶらずに共有する。
  20. 質を求めた勉強は失敗する。
    スピードのある勉強が成功する。
  21. 復習効果を倍増させるには「1人授業」が効果的。
  22. 睡眠時間を削ってまで、勉強をしない。
  23. 勉強のできる人は、パンよりご飯を食べる。
  24. ガムを噛めば、頭の回転がよくなる。
  25. テストの復習をする最もよいタイミングは、受け終わった直後。
  26. 必要な科目が決まったら、必要ない教科は徹底的に捨てること。
  27. 疲れにくく継続ができる勉強は、耳からしよう。
  28. 「鉛筆とノート」より「ボールペンと紙」のほうがいい。
  29. 音楽を聴きながらする勉強は、効果的なのか。
  30. 合格した後の自分を想像しながら、勉強する。

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