執筆者:水口貴博

自分と向き合う30の方法

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自分を変えるのではない。自分のよさを引き出すのだ。

自分を変えるのではない。自分のよさを引き出すのだ。 | 自分と向き合う30の方法

私たちは、素晴らしい心になろうと、さまざまな本を読みます。

「素晴らしい心になるためには、素晴らしい学びをインプットしなければならない」と考えているからです。

しかし、本来、愛の心は私たちに最初から宿っています。

初めからあるのですから、勉強はまったく不要です。

どうやって引き出すかが、ポイントです。

この世における最大の修行といってもかまいません。

それが、私たちが生きている間に行わなければいけない、仕事です。

自分を変えるのではなく、そもそも自分に宿っている「自分のよさ」を引き出して、体現します。

体現して輝き、その輝きで、周りにいる人たちも明るく照らします。

「それができれば苦労しないよ」

そういう人もいるでしょう。

では、なぜ自分のよさを、なかなか引き出せないのでしょうか。

自分を大切にしすぎています。

自分ばかりに集中しすぎています。

「→自分←」というふうに気持ちが向いています。

「自分、自分……」と、自分のことばかり考えすぎています。

内側に向けることで、光を遮ってしまっています。

本当は「←自分→」というふうに気持ちを外側に向けないといけません。

「あなた、あなた……」と外側に対して、気持ちを向けなければいけません。

気持ちが外側に向かう「←自分→」という状態が、宇宙の法則としては、自然な流れです。

気持ちを外に向けるほうが抵抗や障害も少なく、ありのままの自分を表現でき、なおかつ他人のためになります。

自分の素質・個性をありのまま生かすのです。

世間から見て、かっこいいか、かっこ悪いかは、まったく関係ありません。

好きだという気持ちがあれば、すべて正解です。

私の友人に、掃除好きの人がいます。

その人は、自分から進んで掃除をします。

世間から見れば、ごみ掃除はかっこ悪いことでしょう。

しかし、社会のためになり、他人からは喜ばれる仕事です。

その人は、そもそも掃除好きなので、掃除をしている間は楽しくて仕方ないと言います。

掃除好きだという本来の自分の心に素直に従うことで、まさに輝いている状態です。

自分も他人も社会もきれいにするという、素晴らしい生き方です。

「←自分→」という状態になっていますね。

かっこいいか、悪いかは、まったく関係ありません。

自分のありのままを、表現します。

かっこ悪くても、好きなら、正解です。

必ず、誰かのためになります。

あなたが障害を持っていれば、障害を持っているからこそできることをします。

それが、ほかの障害者を元気づけることになるでしょう。

あなたが1人親なら、1人親だからこそ、進むことができる人生があります。

1人親で人生に悩んでいる人の救いになるでしょう。

世間から見て、かっこいいか悪いかを気にしているうちは、まだまだです。

かっこ悪いことを堂々と表現して、生かします。

それが自分らしいなら、いいのです。

ありのままの自分を表現して、社会に生かそうと働きかけるとき、自分と他人を同時に明るく照らすことができるのです。

自分と向き合う方法(19)
  • 自分のありのままを表現する。
すべての現実は、愛の表現である。

自分と向き合う30の方法

  1. あなたが今、それをしている目的は、何ですか。
  2. 自分の内面と向き合うことは、つらい作業である。
  3. かっこいい職ではなく、やりたい職を選ぼう。
  4. 私たちは、自分を生かしきるために生きている。
  5. テレビ・音楽・明かりを消せば、瞑想の出来上がり。
  6. 本当によい思い出とは、つらい過去のことをいう。
  7. 今だけに集中すれば、落ち込むことはなくなる。
  8. 本を買う前に、目的を考えよう。
  9. 他人が思うあなた。
    あなたが思うあなた。
    どれも本当のあなたではない。
  10. 私たちの本当の仕事とは、1つになること。
  11. 心は外側に表れる。
  12. 壮大なスケールで物事を考えるときには、マインドマップを活用する。
  13. とにかく自分の意思で決断する。
  14. 心の整理がつかない人は、余計なことを考えすぎ。
  15. 心の成長が健全なら、友人が切り替わる時期が必ずやってくる。
  16. 問題解決は、早ければ早いほど、片付けやすい。
  17. 敷かれたレールの上を、意味もなく進んでいませんか。
  18. 輝く自分になるためには、心の業を取り払えばいい。
  19. 自分を変えるのではない。
    自分のよさを引き出すのだ。
  20. すべての現実は、愛の表現である。
  21. 現実のありがたさに気づけば、肉体的痛みさえ、感じられなくなる。
  22. 鏡は、体の外見を映す。
    人間関係は、心の内面を映す。
  23. 命があるだけで、十二分に幸せ。
  24. 余命を自覚したとき、人は懸命に生きることができる。
  25. 隠したいと思うことほど、誰かの役に立つ。
  26. 心の警報機の音を、無視しない。
  27. 電話は、切った後、本音が出る。
  28. あなたの楽しむ行動の裏に、気持ちをごまかすという本音はありませんか。
  29. 短所を埋める生き方より、長所を伸ばす生き方をする。
  30. 「ありがとう」と言われる行動が、愛を表現する行動である。

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