執筆者:水口貴博

上手にわかりやすく説明する30の方法

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結論から話をすると、説明がわかりやすくなる。

結論から話をすると、説明がわかりやすくなる。 | 上手にわかりやすく説明する30の方法

説明が下手な人は、結論を後回しに話す癖があります。

私も、その気持ちがわかります。

大切なことを最初に言うのがもったいないと思い、じらして、最後に言いたくなります。

あとに持ってくればくるほど、重要であるようなアピールができるからです。

結論を最後に持ってくる話し方は、聞いている人が飽き飽きしてしまいます。

結論を待ちくたびれて、あくびをしているときに、小さな声で結論を言うのです。

説明の最後に結論を持ってきてしまうと、聞いている人は疲れ、集中力がなくなっているので、聞き逃してしまいます。

話の途中で、聞くのをやめてしまうかもしれません。

テレビなら「この番組つまらない」と思い、チャンネルを変えてしまっていることでしょう。

あなたは、結論を、話のはじめに言っていますか。

それとも話の最後に言っていますか。

わかりやすい説明をするためには、まず結論から話し始めることが大切です。

最初に結論を話すことで「どんな話が始まるのか」とイメージがしやすくなるため、後に続く説明がわかりやすくなります。

結論を聞いて「つまらなそうだな」と思えば、聞いている人は次の行動に移ることでしょう。

初めに口にした結論で興味がないと思えば、立ち去ってもいい機会を作ってあげることも、説明する人の仕事です。

相手の時間を大切にするためにも、まず結論から話し始める癖をつけるようにしましょう。

私の文章も、常に、結論は文章のはじめに持ってきています。

この文章の結論は、最初にあります「結論から話をすると、説明がわかりやすくなる」という一言です。

結局これが、まとめの一言であり、結論です。

その後に続く言葉は、すべて結論を補足する説明です。

表題を見て「興味ない」と思えば、次の文章に移れます。

しかし「おや、どんな話だろう。興味があるな」と思えば、そのまま文章を読み続けていけます。

読む人、聞く人のことを考えた結果、こうした文章構成にしています。

聞いている人を釘付けにするためにも、まず結論から話すようにすればいいのです。

上手にわかりやすく説明する方法(12)
  • 結論から話をする癖をつける。
じらさない。
回りくどい話をしない。

上手にわかりやすく説明する30の方法

  1. 言葉を短くするだけでいい。
  2. 大切なことから話し始める。
    足りなければ、後から付け加えればいい。
  3. 鉛筆より、ボールペンを使うほうがいい。
  4. 小さな声で発言しない。
    大きな声で発言する。
  5. 読書の際の線引きで、大切な部分を見抜く練習をする。
  6. 本とは、1パーセントのキーワードと、99パーセントの補足説明。
  7. 「箇条書き」を使えば、わかりやすい説明になる。
  8. 長い説明の前には、ポイントの数を宣言しよう。
  9. 「ですます口調」で言い切ると、わかりやすくなる。
  10. 日記は短いほうが、説明もうまくなる。
  11. 社会人になると日記を書く暇すらない。
    学生時代こそ、日記を書くチャンス。
  12. 結論から話をすると、説明がわかりやすくなる。
  13. じらさない。
    回りくどい話をしない。
  14. 否定した説明は、わかりにくい。
    肯定した説明が、わかりやすい。
  15. 「してはいけない」で説明すると、元気がなくなる。
    「しよう」で説明すると、元気が出てくる。
  16. 説明する側が、要点を強調する工夫を凝らす。
  17. 説明は、足りないくらいで、ちょうどいい。
  18. 「順番の流れ」より「気持ちの流れ」で、説明をする。
  19. 強調言葉を使いすぎるくらいなら、言わないほうがまだいい。
  20. 説明が上手な人は、抽象的な言葉は使わない。
    具体的な言葉を使って説明する。
  21. 接続助詞を使わず「。
    (句点)」を使えばいい。
  22. 固有名詞を、いきなり使わないこと。
  23. 「要は」という表現は、1つの説明で1回しか使えない表現。
  24. 先に結論を、黒板に書く。
  25. 著者の体験を交えて話をすると、忘れにくくなる。
  26. カタカナ言葉を使いすぎない。
  27. 「あり得ない表現」を使わない。
  28. 誰もが知っている言葉を使う。
    専門的な用語は使わない。
  29. 落ち着いた話し方は、自信の表れ。
  30. 大げさな表現を使って、相手の心を衝動的にさせない。

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