執筆者:水口貴博

気が利く人になる30の方法

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気の利かない人は、だらだら長いのがかっこいいと思っている。

気の利かない人は、だらだら長いのがかっこいいと思っている。 | 気が利く人になる30の方法

何でも、だらだら長い人がいます。

  • 説教をだらだら話す人
  • 雑談をいつまでもだらだら話す人
  • 仕事をだらだらする人

不思議なことに、だらだらする人は、何をやらせてもだらだらします。

説教をだらだら話す人は、雑談もだらだらだし、仕事もだらだらです。

だらだらする人は「長時間=かっこいい」「長時間=一生懸命」という勘違いをしています。

時間が長いと、それだけ一生懸命に頑張っていると思っているのです。

そういう習慣が身についているので、生活面においても、すべてがだらだらで統一されています。

たとえば、だらだら説教する人がいるとします。

だらだら長く話せば、たくさん話すことができますから、相手に伝わると思っています。

しかし、実際は、たくさん話しすぎて、何が言いたいのか相手に伝わっていません。

残る印象は「長いお説教だった」という悪い印象だけです。

聞いている側は「いつまでこんなお説教が続くんだ」とうんざりしています。

そういう相手の気持ちがわからないくらい気の利かない人ですから、人間関係でも独りよがりで、すれ違いばかりです。

雑談をさせても、自分の興味を中心に話し、自分のペースばかりで話を進めます。

相手の話に、聞く耳を持ちません。

当然、仕事もだらだらします。

10分で終わる仕事を、だらだら1時間も続けます。

そういう人に限って「慎重に丁寧にやったので、1時間もかかった」と上手な言い訳をして、自分の頑張りをアピールします。

しかし、その実態は「ただだらだら仕事をして、1時間もかかってしまいました」です。

見る人が見れば、すぐわかります。

本当に集中して仕事をすれば、仕事は遅くなるのではなく、速くなるはずです。

私はそういうケースを仕事上で、何度も目にしています。

気の利く人は、まず話が短いです。

言いたいことを、一言で、まとめます。

だらだら話すと、言いたいことが何なのかテーマがぼやけてしまうことを知っています。

私たちがよく口にする「ことわざ」も、一言だから、わかりやすく、理解しやすく、伝わりやすいのです。

雑談も、自分の興味や自分のペースばかりで進めるのではありません。

相手の興味や相手のペースを考えながら、話をします。

そういう雑談は、だらだらせず、はきはきします。

お互いに興味をわかち合っているので、コミュニケーションのキャッチボールはテンポがいい。

仕事も、一生懸命すれば集中するため、きびきびした動きになります。

すると必ず、仕事が速く終わるはずです。

仕事ができる人ほど、定時で退社します。

毎日残業をする人は、一生懸命仕事をしているのではなく、集中せずにだらだら仕事をしているから、残業になるのです。

気が利く人になる方法(19)
  • だらだらは、かっこ悪いということに気づく。
見えないところは、どうやって褒めていけばいいのか。

気が利く人になる30の方法

  1. 人に喜んでもらうために、気が利く人になろう。
  2. まずは、受け身が大切。
  3. 気の利いたサービスを受けたとき、メモに残す習慣を身につける。
  4. ゲーム感覚でもいい。
    相手がしてほしいことを推察しよう。
  5. 大変そうな人を見て「大変そうですね」と話しかけるだけでいい。
  6. 当たり前の言葉をかけるだけでいい。
  7. 花粉症で困っている人に、そっとティッシュを差し出す。
  8. 立場を交代すると、相手の気持ちがわかるようになる。
  9. いきなり相手の立場になるのではなく、まずお手伝いから始めればいい。
  10. 気の利く人になることは、連想ゲームの達人になること。
  11. むかつく人との出会いは、自分の器を大きくするチャンス。
  12. 気の利く人は、誕生日前にプレゼントを贈る。
  13. 「気が利く」とは、少し早めに行動すること。
  14. ささいなことや情報の積み重ねが、大きな仕事の土台になる。
  15. 言いにくい言葉を言えるのが、本当の友人。
  16. 気が利く人は、料理の取り分けを積極的にする。
  17. 誰もが嫌がるエレベーターのボタンを、押す人になろう。
  18. 手伝う人が、手伝われる。
  19. 気の利かない人は、だらだら長いのがかっこいいと思っている。
  20. 見えないところは、どうやって褒めていけばいいのか。
  21. 気の利く人は、残らないプレゼントを贈る。
  22. 気の利かない人は、クレームを人に言わせる。
    気の利く人は、クレームを自分で言う。
  23. 気の利く人は、次の人のことを考える。
  24. 思いやりのある人間社会の土台は、気を利かせ合うこと。
  25. 相手のことを考えて「まとめて一緒に」という習慣を身につけよう。
  26. 謝らないと、禁煙席に座れない?
  27. 気が利く人は、わざと負ける。
  28. 気を利かせて、バックアップを取っておく。
  29. 気の利く人は、予備の傘を会社に置いている。
  30. 気を利いた行動をする人が1人いれば、どんどん増えていく。

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