執筆者:水口貴博

ストレスをためる人とためない人の30の違い

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ルールを先に考えすぎると、挫折する。しながらルールを覚えると、楽しくなる。

ルールを先に考えすぎると、挫折する。しながらルールを覚えると、楽しくなる。 | ストレスをためる人とためない人の30の違い

私は中学のときに、野球部に所属していました。

新しい部員が入って「自分には向いていない」とすぐやめる人もいれば、意外な人が長く続き、好成績をあげることがあります。

「人は見かけによらない」といいますが「すぐやめる人」と「長く続く人」には、ある共通点を発見しました。

野球が得意になる人のパターンは、ルールは意識せず、とにかくまず始めていることです。

もちろん野球にはルールがたくさんあり、どれも大切なのはわかりますが、あまりルールについては深く考えていません。

「楽しそうだな。どんな感じなのだろう」という好奇心から、軽い気持ちでトライします。

では、ルールをどう覚えていくのかというと「しながら覚えていく」というパターンです。

実際に体を動かして、経験を伴いながらルールを覚えます。

これが、野球が得意になる人の共通点です。

逆に野球に挫折する人のパターンは、まずルールを覚えてから始めようとすることです。

「ルールのとおりにしなければならない」

「ルールを知らず、ほかのメンバーに迷惑をかけてはいけない」

そうした気持ちが大きすぎて、すべてのルールを徹底的に覚えようとします。

そのため、なかなか行動ができずに、二の足を踏みます。

野球のルールばかりを覚えていくうちに、次のようなことを考え始めます。

「これほど複雑なんだ。こんなにたくさんルールがあるのか。自分には向いていないな」

まだ始めてもいないうちから、野球をした気になり、行動する前から「自分には無理だ、向いていない」と結論を出しているのです。

どんなジャンル、スポーツ、仕事でもそうですが「楽しい」と「苦労」の両方があります。

ルールを先に考えすぎると「楽しい」という気持ちより「苦労」というストレスのほうが先に出てしまい、目立ってしまいます。

マイナス面ばかりを見てしまい「つまらない」「苦労」「大変」と思い込んで、やめてしまうのです。

ルールは、後から覚えていいのです。

まず「楽しむこと」が、なにより大切です。

その楽しさや面白さを体感して、経験しながらルールを1つずつ覚えていけばいいのです。

ストレスをためる人とためない人の違い(20)
  • ルールは、しながら覚える。
楽しさや面白さは、自分から積極的に見つけていく。

ストレスをためる人とためない人の30の違い

  1. ストレスの本当の解決は、短期ではなく、長期で考えること!
  2. ストレスのほとんどは「肉体的」より「精神的」である。
  3. 心の運転は、車の運転と同じ。
    事故を起こす原因は、運転にある。
  4. ストレスをためている人は、弱いものをいじめようとする。
    ストレスをためない人は、弱いものを助けようとする。
  5. 短期的に考えていると、短気になる。
  6. 今日を懸命に生きる人は、賢く生きることができる。
  7. お金で動くと、ストレスが増える。
    喜びで動くと、ストレスがなくなる。
  8. 素直、正直が一番疲れない。
  9. 相手と話す前に、まず自分と話をしよう。
  10. ストレスをためる人は、受け止める。
    ストレスをためない人は、バネにする。
  11. ストレスをためる人は「後回し」にする。
    ストレスをためない人は「今すぐ」に行う。
  12. 考えてもわからないことは、すぐ答えを聞いてもいい。
  13. タバコは、いらいらを減らすどころか、増やしてしまう。
  14. マイナスの感情は、開き直ることで克服できる。
  15. 喧嘩をした相手とは、できるだけ早く仲直りすること。
  16. ストレスをためる人は、仕事をするために休まない。
    ストレスをためない人は、仕事をするために休む。
  17. ストレスをためる人は、我慢で乗り切ろうとする。
    ストレスをためない人は、協力で乗り切ろうとする。
  18. 生活のリズムが一定だから、ストレスも小さくなる。
  19. おしゃべりな人は、ストレスをためにくい。
  20. ルールを先に考えすぎると、挫折する。
    しながらルールを覚えると、楽しくなる。
  21. 楽しさや面白さは、自分から積極的に見つけていく。
  22. もつれた糸をほどくために、いったん休憩を入れる。
  23. 海外旅行で、自分をリセット。
  24. 流れが悪くなったとき、ストレスを感じ始める。
  25. ストレスの多い人は「完全」を求める。
    ストレスの少ない人は「適当」を求める。
  26. ごちゃごちゃした部屋は、心もごちゃごちゃになる。
    すっきりした部屋は、心もすっきりする。
  27. 負けるとわかっている戦いには「逃げる」という選択が最適。
  28. 質より、量をこなせば、ストレスがなくなる。
  29. 競争に熱くなっても、自分のペースを崩すことだけはしないこと。
  30. 「調子に乗るな」を信じてはいけない。

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