執筆者:水口貴博

頭の使い方がうまくなる30の方法

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休憩を挟まない。

休憩を挟まない。 | 頭の使い方がうまくなる30の方法

「え? 休憩を挟まない? まさか」

頭を上手に使うために、休憩を挟まないというポイントを視野に入れましょう。

我慢できないほどの疲労では、休憩を挟んだほうがいいですが、休憩を挟まないほうが、作業を効率よく進めることができます。

なぜ、休憩を挟むと質が低下するのかというと、リズムが崩れるからです。

「ちょっと休もう」とベッドに横になれば、起き上がるために、すごいパワーが必要です。

せっかくつけた勢いが、そこでいったん止まってしまうからです。

学生のころ、ある先生から勉強に集中するコツを聞きました。

「部屋に帰った瞬間にベッドで横になるな。そのまま机に向かえ!」というアドバイスでした。

せっかく学校で勢いよく回転している頭が「ちょっとだけ休もう」と気を緩めてベッドに横になったら最後。

一度休んだなら、せっかく熱くなっている頭が冷えてしまい、集中力を取り戻すために、大変になってしまうのです。

新幹線に、例えればわかりやすいでしょう。

新幹線がなぜ速く進むのかというと、各駅で止まらないからです。

一つ一つの駅で停車をしないから、スピードを保ったまま進めます。

一度停止した新幹線がまた動き出すためには、膨大な時間とエネルギーが必要です。

「たまには休憩したほうがいいのでは」と思いますが、休憩しないほうがよい結果が得られます。

私も作品を書くときには、3~4時間ほどまとまった時間の間は、休憩を入れず一気に集中します。

音楽も聴きません。

イヤホンをして音楽を聴きながらの状態では、作品への集中力が低下します。

たしかに途中で疲れることもあります。

しかし、休憩を取ると、区切りができて集中力が切れてしまい、作品への熱が急に冷めてしまいます。

取り戻せないわけではありませんが、取り戻すまでに時間がかかります。

その時間とパワーが、もったいないのです。

少々疲れていても、休憩を入れないことにしています。

休憩を挟んだほうが質は高くなると思われがちです。

しかし、実際には、質が下がることのほうが多いのです。

私は常に、作品は一気に書き上げます。

今日も早起きをして、作品執筆に集中をします。

トイレのような生理現象を除いて、休憩は入れず、一気に5つから9つほどの記事を書き上げます。

1冊の本も、1カ月もかけてだらだら書かず、4日間で一気に書き上げます。

どんなに遅くても7日までです。

それ以上、だらだらゆっくりしていると、集中力が下がります。

人間特有の「何を書いたっけ」という物忘れのほうが顕著になります。

私は性格上、ゆっくりではできません。

すぐ忘れるから、忘れる前に集中して終わらせてしまうようにしています。

頭の使い方がうまくなる方法(5)
  • 休憩を挟まないようにする。
謙虚な人こそ、本当に強い人。

頭の使い方がうまくなる30の方法

  1. 頭の使い方を、上手になろう。
  2. 勉強の第一歩は、恥ずかしさを捨てること。
  3. 音読をすると、覚えやすく忘れにくくなる。
  4. 椅子に座っているより、歩きながらのほうが、勉強ができる。
  5. 休憩を挟まない。
  6. 謙虚な人こそ、本当に強い人。
  7. 頭がいい人は、頭を使わないようにする。
    頭が悪い人は、頭を使おうとする。
  8. 集中力は頭の善しあしではない。
    興味を持つか、持たないかである。
  9. 捨てるから、集中できる。
    捨てないと、集中できない。
  10. 集中力は、仕事の質に比例する。
  11. 社会では「専門家」という生き方しかない。
    何でも屋はつぶれてしまう。
  12. 本当に役立つ学びとは、知識ではなく知恵。
  13. やる気がなければ、もらえばいい。
    音楽からパワーをもらおう。
  14. 紙の辞書と電子辞書。
    どちらが自分にふさわしいのか。
  15. 勝つ人は、スピードより、継続を重視している。
  16. 本を読むことは、先を読むことである。
  17. システムの自動化は、成功への第一歩。
  18. 失敗する人は、1人でしようとする。
    成功する人は、協力を得ようとする。
  19. 結びつけて覚えることが、記憶のポイント。
  20. 本当に優良な情報は、人からやってくる。
  21. 情報の独り占めをする人は、失敗する。
    情報の公開をする人が、成功する。
  22. 成功者は、知識より、人柄を磨く。
  23. 頭で覚えないようにしよう。
  24. 記憶が苦手な人は「文章」で覚える。
    記憶が得意な人は「キーワード」で覚える。
  25. 自分を変えない。
    「ありのままの自分を生かす」と考えよう。
  26. すべての人は、才能そのものである。
    自分にしかない味を生かそう。
  27. 自分らしく生きると、元気になる。
  28. 不得意なところは克服しなくていい。
    得意なことだけを伸ばして生きる。
  29. 愚者は、先生だけを頼りにする。
    賢者は、すべての人を先生にする。
  30. さっと動く。
    ダメならさっと引く。

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