執筆者:水口貴博

気持ちを整理する30の方法

  • 難しい、
    気持ちの整理。
気持ちを整理する30の方法

難しい、気持ちの整理。

自分の気持ちは、ほかの誰のものでもなく、自分のものです。
自分の心の中から発生する、自分が作り出す感情です。
なら、自分で自分の気持ちを整理することは簡単であろうと思われます。

難しい、気持ちの整理。

体は動いても、気持ちがないと動けない。

不思議なことに人間は「動けない」というときがあります。
けがをして動けないときのことを言っているのではありません。
「やる気が出ないから動けない」ということです。

体は動いても、気持ちがないと動けない。

他人の言葉はコントロールできないが、話題なら、コントロールできる。

自分の気持ちをうまく整理整頓することができているでしょうか。
他人から何を言われても動じないコントロール力を持っているでしょうか。
これになかなか「Yes」と答えられないのが、人間です。

他人の言葉はコントロールできないが、話題なら、コントロールできる。

人間関係は結婚と同じ。
好きな人と一緒でなければ、ハッピーになれない。

私は、自分と合わない人とは関わりを持ちません。
人間関係の本も書いているためか「水口さんは優しいんでしょうね」と言われることがありますが、人によります。
私にももちろん苦手な人はいますし、そういう人とはできるかぎり関わりをもたないようにしています。

人間関係は結婚と同じ。好きな人と一緒でなければ、ハッピーになれない。

人間関係は、損得で選ばない。
一緒にいて楽しいかどうかで決めること。

「なぜあんな人と付き合っているの?」
私は友人と一緒にいると、ほかの人からよくそう言われます。
私が付き合っている友人は、ほかの人から見ればとても不自然に見えるようです。

人間関係は、損得で選ばない。一緒にいて楽しいかどうかで決めること。

元気になれるお金の使い方なら、それでいい。

お金は、その人を幸せにするために存在します。
大切なことは、お金を使った後に元気になれるかどうかです。
使えば使うほど元気が出てくるお金の使い方なら、自分の幸せの一部になっているということです。

元気になれるお金の使い方なら、それでいい。

自分で自分を振り返ると「発見」や「気づき」がある。

嬉しいとき、楽しいとき、悲しいとき、怒ったり、いらいらしたりするとき……。
人間には「喜怒哀楽」とよばれる感情があります。
感情のない人間は心のない人間ともいえ、人間であるかぎりいろいろな感情が出てくるのは当然のことです。

自分で自分を振り返ると「発見」や「気づき」がある。

気持ちは抑えたら吐き出さないと、ストレスになる。

私は仕事をしていると、上司からむかっとくるようなことを言われることがあります。
友人関係でもそうです。
思ってもみないひどい一言を言われて傷ついたり、いらいらしたりしてしまうときがあります。

気持ちは抑えたら吐き出さないと、ストレスになる。

「絶対」と考えると、気持ちががちがちになる。
「適当に」と考えたほうが、リラックスできる。

テストや発表、試合のときなど、がちがちに緊張してしまうものです。
失敗が許されないと考えているときほど「絶対に!」という気持ちが強くなり、体も気持ちも硬直してしまいます。
緊張して本来の自分の力が発揮できないのは「絶対!」と考えているからです。

「絶対」と考えると、気持ちががちがちになる。「適当に」と考えたほうが、リラックスできる。

「不安」があるなら、なくなるまで練習をすればいい。

気持ちを上手に整理するためのポイントは「やるだけのことはやっておく」ということです。
やるだけのことをやっていれば「いつもどおりにやればいい」という開き直りができます。
試合や人前の発表のときなど、緊張してしまうのは、練習不足でうまくいくかどうかわからないという不安があるからです。

「不安」があるなら、なくなるまで練習をすればいい。

体を動かさない時間と動かす時間を、交互に作ろう。

私はいつも体を動かさない作業をやった後は、意識的に体を動かすようにしています。
その反面、体を動かすことをやった後は、体を動かさないようなことをするようにしています。
たとえば、このように今、パソコンに向かいキーボードを打って、体はあまり動かしていません。

体を動かさない時間と動かす時間を、交互に作ろう。

評価はあって、ないようなもの。

「評価」とは、面白いものです。
ある人が「よい」ということは、また違うある人には「悪い」と感じます。
私は先日面白い経験をしました。

評価はあって、ないようなもの。

「迷い」が生じたときは、前に出ればいいだけ。

「迷ったら前に出ろ」
これは、阪神タイガースをリーグ優勝に導いた星野仙一監督の有名な言葉です。
私もこの言葉に大いに共感します。

「迷い」が生じたときは、前に出ればいいだけ。

動けば動くほど、気持ちに整理がつく。

人間は、不思議な生き物で体を動かさないときにはネガティブなことを考え始めるようになります。
またその一方で、体を動かしているときにはポジティブなことを考え始めるようになります。
動かないと、行動もまったくの0(ゼロ)ですから、何も始まらないし何もわからないままです。

動けば動くほど、気持ちに整理がつく。

買い物をするときには、1人で行こう。

私は今、買い物をするときには必ず1人で買いに行くようにしています。
靴1足や洋服1着を買いに行くときでも、そうです。
買い物のときには基本的に意識的に1人で行くようにして、自分の判断で買うようにしています。

買い物をするときには、1人で行こう。

元気の出る生き方が、一番幸せな生き方。

どんな人生が一番幸せなのかというと、毎日が元気な生き方です。
元気のある生き方が幸せな生き方とも言え、そのために私たちはお金を稼いだり友人を作ったりしているのです。
食べて生きていくためにお金を稼ぐことが必要ではありますが、それを言い換えれば毎日を元気に生きるためにです。

元気の出る生き方が、一番幸せな生き方。

大事な場面には、歯を食いしばるのではなく、息を吐く。

重要な場面では、歯を食いしばるのではありません。
歯を食いしばることで気合を入れているように思えますが、実際は歯に余計なエネルギーを回しているだけです。
必要のないところに必要のない力を入れているために、十分な集中力を発揮することができず、滑ってしまうのです。

大事な場面には、歯を食いしばるのではなく、息を吐く。

自制心を失っている興奮状態は、時間を置けば元どおりになる。

自分が自分でいられないときがあります。
誰かに騙されたとき、叱られたとき、いらいらしたときなど、興奮状態になっているときです。
こんなときの自分というのは気持ち的にもいっぱいになり、冷静な判断ができなくなります。

自制心を失っている興奮状態は、時間を置けば元どおりになる。

態度は変えてもいい。
しかし、性格までは変えないこと。

人によって態度がころころ変わることがあります。
自分の家族にはだらだらした態度を取ってしまいますが、初めて話す人にはぴんとした緊張気味な態度になります。
家族とは長い付き合いなのでその分お互いのことがわかり、特に気にすることもありません。

態度は変えてもいい。しかし、性格までは変えないこと。

「してはいけないこと」ばかりを考えていると、何もできなくなってしまう。

気持ちを整理整頓するうえで欠かせない大切なことは「何を考えているか」ということです。
普段はどんなことを考え、何を思っているのかで、気持ちのコントロールが大きく変わってきます。
明るいことを考えていると前向きになり、暗いことを考えていると行動力がなくなります。

「してはいけないこと」ばかりを考えていると、何もできなくなってしまう。

忘れるほうがいい。
忘れないと、気持ちの整理ができなくなる。

気持ちの整理整頓は、本棚の整理整頓とそっくりです。
本棚を整理するコツがわかっていれば、気持ちの整理も同じ要領ですればいいだけです。
この2つの存在は全然違うものなのですが、気持ちの動かし方や余裕の大切さは、そっくりなのです。

忘れるほうがいい。忘れないと、気持ちの整理ができなくなる。

好きだからうまくなれる。
好きだという気持ちこそが「才能」である。

「上手にできることが好きなこと」という事実と「好きだから上手にできる」という2つの事実があります。
たしかに上手にできることは好きになれますし、好きなことだから上手にできることでしょう。
どちらも正しく聞こえますが、より現実的なことは「好きだから上手にできる」と言うほうが当たっています。

好きだからうまくなれる。好きだという気持ちこそが「才能」である。

「期待に応える」という束縛から、解放されよう。

誰かに応援してもらえるのは、嬉しいことです。
「頑張って!」「応援しているよ」と言われると、自分が注目されていることがわかり、期待に応えたくなります。
しかし、意識をしすぎると、期待に応えることそのものがあなたを束縛してしまう重いストレスへと変わることに注意しましょう。

「期待に応える」という束縛から、解放されよう。

悪いことより、良いことを先に考えよう。

「考える」という行為には、多少なりとも「時間」と「労力」が必要です。
たとえそれが良いことであろうと、悪いことであろうと関係ありません。
良いことを考えるときにも時間と労力が必要になり、また悪いことを考えるときにも同じく時間と労力が必要です。

悪いことより、良いことを先に考えよう。

面白くないことを、どうすれば楽しめるかと考えよう。

気持ちのコントロールをするためには、面白くないことに対してどうやって対処するのかが重要です。
日常には好きなことがあれば、嫌いなこともあり、面白くないこともあるでしょう。
そんな気分の乗らないことに直面したときこそ、どう立ち向かうかが大切であり、自分のコントロール力が発揮されます。

面白くないことを、どうすれば楽しめるかと考えよう。

好きなことをやっていたほうがいい。

嫌いなことをするくらいなら、好きなことをすることです。
嫌いなことを避けられるなら避けてしまいましょう。
好きなことに時間とお金と努力をつぎ込むほうが「自分のためになる人生」となります。

好きなことをやっていたほうがいい。

問題をクリアにするだけで、気持ちも一緒に整理される。

自分の今ある問題を、一つ一つクリアにすると、気持ちも一緒に整理できます。
やらないといけないこと、宿題やわからないこと、それからそのための解決策です。
心の中をぐちゃぐちゃに乱してしまうのは、はっきりしない曖昧さがあるからです。

問題をクリアにするだけで、気持ちも一緒に整理される。

時にはきちんと涙を流す。

私は涙を流した後のすっきり感が大好きです。
口では表現しにくいのですが、悲しい映画を見て涙を流した後というのは独特の爽やかさがあります。
つい先日も、韓国映画の『シュリ』を見て、最後に大泣きしてしまいました。

時にはきちんと涙を流す。

気持ちの整理は、1人にならないとできない。

あなたの気持ちの整理は誰がやることなのでしょうか。
もちろんあなたです。
私は超能力者ではないので、あなたの頭の中に入り込んで、うまく整理整頓するなんてことはできません。

気持ちの整理は、1人にならないとできない。

わからないことは「わからない」という答えが一番正しい。

私は「あの世」へ行ったことがありません。
本やテレビで話を聞いたことはありますが、私は行ったことがないので「わからない」と答えるようにしています。
私の本の中でも「この世」の話はしても「あの世」の話はしないようにしています。

わからないことは「わからない」という答えが一番正しい。

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