執筆者:水口貴博

業界研究をする30の方法

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偏見や先入観は、自由な思考を妨げる。

偏見や先入観は、自由な思考を妨げる。 | 業界研究をする30の方法

業界研究や企業研究では、偏見や先入観を一度忘れましょう。

20年ほど生きていれば、業界や企業に対する知識が、ある程度蓄積されているはずです。

「A業界は成長しつつあり、B業界は衰退しつつある」

「大企業だから安定して、中小企業は不安定だろう」

「ベンチャー企業は勢いがあって、新しい挑戦をしている」

さまざまな予備知識があるでしょう。

しかし、ここが要注意です。

成長業界にある企業は、すべてが好調とは限りません。

成長業界でも、経営が厳しい企業もあります。

衰退業界でも、経営が好調な企業もあります。

こうした点は、企業にも当てはまります。

大企業でも経営が不安定なところもあれば、中小企業でも安定しているところもあります。

ベンチャー企業だから勢いのある経営とは限らず、のんびりした経営のところもあるでしょう。

業界や企業によって、事情はさまざまです。

偏見や先入観は怖い。

最初から思い込みがあると、余分な印象が加わるため、自由な思考を妨げます。

情報を誤認しやすくなり、業界研究や企業研究がスムーズにできなくなるのです。

最初は真っ白な気持ちで取り組みましょう。

「自分は何も知らない」「初めて勉強する」という初心で取り組んだほうが、よい出会いがしやすくなります。

業界研究をする方法(7)
  • 偏見や先入観を持たず、真っ白な気持ちで始める。
大切なのは、その業界と一生付き合っていく覚悟。

業界研究をする30の方法

  1. 企業研究の前に、業界研究。
  2. 業界研究・企業研究に欠かせない、10の情報源。
  3. 業界地図と業界本の違いとは。
  4. 業界研究は、筆記試験や面接の対策でもある。
  5. 情報を知るのは怖いが、情報を知らないのは、もっと怖い。
  6. どんな情報も、主観が混じっている可能性がある。
  7. 偏見や先入観は、自由な思考を妨げる。
  8. 大切なのは、その業界と一生付き合っていく覚悟。
  9. ニュースの確認も、業界研究の1つ。
  10. やりがいのある仕事を他人に聞くのは、ナンセンス。
  11. 最初から、完全に向いている仕事を探すのは難しい。
  12. やりたいことを基準にすれば、就職活動の幅はもっと広がる。
  13. やりたい仕事はあるが、適正に不安がある場合の考え方。
  14. 知らない用語に出会っても、放置しない。
  15. 関連業界を見落としていませんか。
  16. 初任給より重要なのは、昇給率。
  17. 業界の平均年収に、惑わされるな。
  18. 安定だけが、就職ではない。
  19. 古い情報は、役立つどころか、毒になるリスクがある。
  20. 希望の職種が複数あって迷うときの対処。
  21. 職種を志望しても、就職できると限らないのが、就職活動の難しさ。
  22. 憧れは、就職してしまえば、冷める覚悟をしておく。
  23. 「できるはずがない」ではなく「できるかもしれない」と考える。
  24. 進路が決まっていなくても、就職情報サイトに登録すべきか。
  25. 口コミは、信じやすい一方、主観や誤解が混じりやすい。
  26. 汗をかいて集めた情報で、本当の差がつく。
  27. 余裕があれば、興味のない業界も見ておきたい。
  28. 国内にいながら、海外の求人情報を集める方法。
  29. 希望する業界や業種に確信が持てなくなったときの対処。
  30. 志望業界が複数あって、情報収集の余裕がない。
    どう攻略するか。

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